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2005年 01月 17日
今回の旅行では、毎晩、いくつか飲み会ゲーム(ドリンク・ゲーム)をやった。
こういうのって、洋の東西を問わず共通するものがあったりして、面白い。 以下はイギリス人の飲み会ゲーム。 +++ 最初は「ネーム・ゲーム」。これは部門のマネジング・パートナー(要はえらい人)のデーモンが提案した。ルールは簡単で、有名人の名前を順番に挙げていく。ただし、前の人が言ったラストネームの頭文字で始まるファーストネーム、でなければならない。 例えば、マイケル・ジャクソンの次はジェームス・ボンドとか。で、ファーストネームとラストネームの頭文字がダブったら、反対周りに進む(ジャネット・ジャクソンと答えていたらリバース)。名前を考えている間はグラスのワインを飲み続けなければならない(ドリンク・ダウン)。一気に飲み干せばパスも可。 僕も酔っ払いながら、歌手とか俳優とか歴史上の人物の名前とか必死に挙げて善戦。翌日、『「ま」にとって英語はセカンド・ランゲージなのにすごいなあ、驚いたよ』といろいろな人に言われたが、にじみ出る教養というやつです。 +++ 次に「メガネ・ゲーム」。これは、全員でいっせいに、両手の親指と人差し指で輪っかを作ってメガネを作って、手のひらが上をむくように返しながら顔に当てる。要はメガネをかけたようなポーズを取るのだが、人のを見ているとけっこう笑える(自分も笑われる)。それから順番で、「ういーん」と変な声を鼻から出しながら、顔にあてている手を、左右いずれか、または両方同時に下ろす。片方下ろした場合はそちらの方向に進み、両方下ろしたらスキップして進む。 まあこれはどちらかというと、飲ませるためというよりも、皆でばかげたことをして、お互い相手を見て笑って楽しむ、という感じのゲーム。他人を笑っている自分が実は笑われている、という風刺の効いているあたりが、イギリスっぽい。 +++ 「21ゲーム」は、日本でもやったような気がする。順番に数字を言っていき、「21」を言わされた人が飲む。同時に1個から3個まで数字を言える。2個言った場合はリバース、3個言った場合はスキップする。 +++ それから「シーガル・ゲーム」。これこそミスター・ビーンを産んだイギリスっぽいゲームだと僕は思うのだが、談笑の途中で誰かが突然立ち上がり、両手を腰に当てて鳥が羽ばたくまねをして「うぇっうぇっ」とアヒルのような奇声を発しながら、壁に走っていき、大げさにぶつかって、倒れて死んだふりをする。 そうしたら、ほかの人も同じように、「うぇっうぇっ」と羽ばたいて壁まで走っていき、激突して死んだふりをしなければならない。超名門イートン校出身のジャイルズによれば、technicallyには最初の人と同じ壁でなければならない、ということで、彼がまた大まじめな顔で説明するので一同大爆笑。 まるでドリフのコントのようなノリだが、われわれ英国人グループは、ほかのグループ客が何十人もいる中で、それをやった。一番出遅れた人が飲む。恥ずかしがっている場合ではない。 笑えたのは、隣にいたデンマーク人グループの中の1人までもが、僕たちを見て、同じように床に倒れて死んだふりをしたことで、これこそドリフの世界、みんな大笑いしていた。 +++ こういったゲームの前提として、夕食時は①席にいる人を名前で呼んではいけない、②人を指差してはいけない(代わりに肘で示す)、③飲むときは時計をする側の手で飲まなければならない、④誰かが親指をテーブルの端に引っかけて置いたらみんな同じように親指を置かなければならない(「サム・ゲーム」)、というルールになっていたのだが、このようにどこかで必ず飲まなければならないようになっていて、だからワインの消費量がすごかったのだ。 ということで、イギリス人が多く集まる六本木とか赤坂とかのパブで、誰かが突然、鳥のまねして壁にぶつかって大げさに倒れこんだら、どうか驚くことなく、できれば同じように真似してみてください。きっと、すぐに仲間に入れてもらえると思います。
by UK2004
| 2005-01-17 08:03
| エンゲルバーグ
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