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2005年 07月 19日
東京との電話会議を終え、これから寝る。
ビザの更新許可が下りたとの連絡が人事部からあった。テロの翌日にパスポートを提出してから、思ったより早かった。 #
by UK2004
| 2005-07-19 09:54
| 独白タイム
2005年 07月 17日
白洲次郎は「プリンシプル」が口癖だったそうだ。亡くなった時に時の中曽根首相が「白洲さんはディシプリンの人だった」とコメントを出したのを見て、家族の方々は「違うよね、プリンシプルの人だよね」と思われたのだという。
この違いが、長年、僕にはずっと分からなかったのだが、先日、美術の本を読んでいて、これではないか、と思いあたることがあった。 プリンシパリティーズ、権天使。人間の指導者を監視し、その正義への決意を鼓舞する天使。 白洲次郎はカントリー・ジェントルマンを自認していた。その意味するところは、「地方に住んでいて、中央の政治に目を光らせ、いざ鎌倉という時は、中央へ出て行って、彼らの姿勢を正す」という趣旨だったという。 素人考えだが、白洲次郎の育った環境を考えると、彼の言う「プリンシプル」とは、プリンシパリティーズと同じバックグラウンドを持つ言葉なのではないか、と思う。 #
by UK2004
| 2005-07-17 16:42
| 独白タイム
2005年 07月 16日
感銘を受けた、ある夏の一夜だった。
場所は、シティのオフィスから徒歩30分ほど北上した、閑静な住宅街にある、シニアパートナーStuの自宅の庭。 ロンドンにありがちな、いわゆる「箱庭」なのだが、まずはでかい。家を抜け、テラスを数段下りると、目の前には、50メートルプールがすっぽりと入るくらいの広さの「箱庭」の芝が広がっている。 隣家との境界は、もちろん、レンガの塀で囲まれているのだが、いい感じで齢を重ねた蔦が塀を覆い隠している。塀沿いには、2本の巨木と3本の巨木がそびえていて、箱庭の上に天蓋のように枝を広げている。あたかも、森の中にぽっかりと空いた空間に立っているかのようだ。2本の巨木は、蔦?でいい感じに覆われていて、5倍くらいの太さに見えるのだが、なんとなく、ひげもじゃのStuにそっくり。 芝生の上に、前の方はゴザが敷かれ、その後ろには木の椅子が100脚ほど並べられている。その先の池と茂みの手前の空間が、舞台。僕が着いたときは、既に100人ほどの人たちが、ワインを片手に歓談している。年齢層はかなり高めだけれども、子供も多い。カップルもいる。 今日のイベントは、みんなができるものを持ち合ってのチャリティ。劇団の人は手弁当で、主宰者のStuは会場を提供し友人に呼びかけ軽食を準備し、その友人たちは飲み物をサーブし、子供たちはパンフレットを配り、それ以外の人はいくばくかのお金を寄付する。集まったお金は、子供たちへの慈善寄付。演じるのは、オープン・エアーでのチャリティ劇を手がけている劇団。手製のプログラムを見ると、役者を含めて、40人くらいのスタッフが携わっている。 ワインを片手に、ほろ酔い加減で、風を肌で感じる。 日がやや落ちかけた木漏れ日の中、ナレーターがおごそかに口上を述べて開幕。 皆が見守る中、本物の木の後ろに隠れたり登ったり、「セット」を生かして、役者が熱演。ときおり、そっと目をつむると、木々の間を風がさわさわと音を立てながら流れていくのがわかる。空を眺めると、不思議とこの空間だけ、劇場のように、背の高い木々が枝を伸ばして屋根をかけている。遠くでごろごろと雷の音がするけれども、雨が降っても大丈夫そうだ。 こういった、広場や邸宅の庭先での気取らない催しが、いつしか、劇場での演劇に変わっていったのかも知れない、そう思いながら、今日このような素晴らしいイベントをオーガナイズするStuに、改めて深い感謝と尊敬の念を抱いた。 #
by UK2004
| 2005-07-16 07:44
| アート全般
2005年 07月 16日
木曜日の正午、犠牲者への祈りを込めて、2分間の黙祷をささげた。
この2分間は、バスも電車も運行を止め、飛行機も離発着を見合わせたのだそうだ。 別にオフィス内で黙祷してもいいのだが、ロンドン市長からの奨励もあり、オフィスの外の広場に、AndreやSaraと一緒に行くことにした。 5分ほど前から、広場は満杯。ざわざわとおしゃべりが騒がしい。 ところが、正午になると同時に、「しーっ」の一言もなく、文字通り、ぴたりと喧騒がやみ、シティ全体が突如として静寂に包まれたのだった。 子供のころからこれまで、いろいろな機会で「みんなが一斉に静かにする瞬間」という場面があったけれども、これほどまでに見事に、ぴたっと、一瞬にして静寂に包まれたのは初めてで、感動すら覚えた。黙祷を捧げる目的で集まった人ばかり、だったからだとしても。 心を一つにして、犠牲者の冥福と、この世の平和を祈る。 #
by UK2004
| 2005-07-16 07:19
| 独白タイム
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